2026年4月から特別児童扶養手当と障害児福祉手当が増額。実際いくら振り込まれるか正直に整理した
5月の給与日が近づいてきたので、念のため銀行口座を確認していたら、4月の特別児童扶養手当が前より少しだけ多く振り込まれていました。
「あれ、増えてる?」
調べたら、2026年4月分から「特別児童扶養手当」と「障害児福祉手当」が増額されていました。
しかも、自動で改定されるので手続きは不要。
我が家のように知らないまま振り込まれている家庭も多いと思うので、いくら増えたのか、いつ・誰がもらえるのか、根拠の数字も含めて整理してみました。
まず結論:2026年4月から、こんなふうに増えました
| 手当 | 2025年度 | 2026年度(4月から) | 増額 |
|---|---|---|---|
| 特別児童扶養手当 1級 | 56,800円 | 58,450円 | +1,650円 |
| 特別児童扶養手当 2級 | 37,830円 | 38,930円 | +1,100円 |
| 障害児福祉手当 | 16,100円 | 16,560円 | +460円 |
ぜんぶ月額です。
「うわ、ほんの少ししか上がってない」と思った方、その感覚は普通だと思います。
物価がぐっと上がっているので、もう少し増えてほしい、というのが正直なところです。
ところで、この2つの手当って何が違うの?
似た名前なので、ごちゃっとなりがち。ざっくり整理しておきます。
特別児童扶養手当(特児)
20歳未満で、中度〜重度の障害がある子どもを育てている人に支給される手当
- もらえる人:障害のある子どもを育てている保護者(父母または養育者)
- 1級:重度(おもに重度知的障害・重度肢体不自由など)
- 2級:中度
- 支給先:障害のある子ども1人につき1つ
うちの長男(8歳・重度知的障害)の場合、特児1級が振り込まれています。
障害児福祉手当
重度の障害がある「20歳未満の本人」に対して支給される手当
- もらえる人:日常生活で常に介護が必要な、重度障害のある子ども本人(窓口は保護者)
- 対象:おおよそ療育手帳A判定または身体障害者手帳1〜2級など
- 特別児童扶養手当と「両方もらえる」場合もある
うちの長男はこちらももらっています。
特児が「育てる親への手当」、福祉手当が「子ども本人への手当」というイメージで覚えると分かりやすいです。
増額後の数字を、もう少し細かく見る
特別児童扶養手当(月額の推移)
| 年度 | 1級 | 2級 |
|---|---|---|
| 2024年度 | 55,350円 | 36,860円 |
| 2025年度 | 56,800円 | 37,830円 |
| 2026年度 | 58,450円 | 38,930円 |
3年間ずっと、少しずつ上がってきています。
障害児福祉手当(月額の推移)
| 年度 | 月額 |
|---|---|
| 2024年度 | 15,690円 |
| 2025年度 | 16,100円 |
| 2026年度 | 16,560円 |
こちらも毎年じわじわ増えています。
ただ、この金額は介護用品やリハビリの費用が必要な家庭にとって「これだけでは足りない」というのが本音です。
年間でいくら増える?我が家のリアル試算
「+1,650円」って、月だけ見ると小さく感じます。
でも年で計算するとそれなりに大きい。
うちの場合(特児1級+障害児福祉手当を両方受給)
| 項目 | 2025年度 | 2026年度 | 1年で増える額 |
|---|---|---|---|
| 特児1級 | 56,800円×12 = 681,600円 | 58,450円×12 = 701,400円 | +19,800円 |
| 障害児福祉手当 | 16,100円×12 = 193,200円 | 16,560円×12 = 198,720円 | +5,520円 |
| 合計 | 874,800円 | 900,120円 | +25,320円 |
年間で約2万5,000円。
これがあれば、ちょうど長男の療育グッズや、夏休みの放デイ実費(おやつ・工作費)数か月分をまかなえる金額です。
手続きは要らない。でも、確認はしよう
ここがすごく大事なポイントです。
2026年4月の改定は「自動」で行われます。あなたが何かを申請する必要はありません。
すでに受給している方は、4月分から自動で新しい金額で振り込まれています。
ただし、「ちゃんと反映されているか」は、自分の口座を確認しておきましょう。
振込日カレンダー(特別児童扶養手当)
| 振込月 | 何月分が振り込まれる? |
|---|---|
| 4月11日(前後) | 12〜3月分 |
| 8月11日(前後) | 4〜7月分 |
| 11月11日(前後) | 8〜11月分 |
年3回、約4か月分まとめて入ります。
「あれ?毎月入ってこない」と心配しなくて大丈夫。これが普通です。
振込日カレンダー(障害児福祉手当)
| 振込月 | 何月分が振り込まれる? |
|---|---|
| 2月10日(前後) | 11〜1月分 |
| 5月10日(前後) | 2〜4月分 |
| 8月10日(前後) | 5〜7月分 |
| 11月10日(前後) | 8〜10月分 |
こちらは年4回、3か月分ずつです。
各自治体で多少ずれることがあるので、お住まいの市区町村サイトで確認するのが確実です。
所得制限は2026年度もそのまま
ここが少し残念なポイント。手当の金額は上がりましたが、「もらえる人」を決める所得制限のラインは、2025年度と変わっていません。
特別児童扶養手当の所得制限(本人の所得)
| 扶養親族の数 | 本人の所得制限ライン |
|---|---|
| 0人 | 459万6,000円未満 |
| 1人 | 497万6,000円未満 |
| 2人 | 535万6,000円未満 |
| 3人 | 573万6,000円未満 |
| 4人以上 | 1人増えるごとに+38万円 |
配偶者・扶養義務者の所得制限
| 扶養親族の数 | 所得制限ライン |
|---|---|
| 0人 | 628万7,000円未満 |
| 1人 | 653万6,000円未満 |
| 2人 | 674万9,000円未満 |
| 3人 | 696万2,000円未満 |
| 4人以上 | 1人増えるごとに+21万3,000円 |
ここで言う「所得」は、年収ではありません。
社会保険料・各種控除を引いたあとの金額です。一般的に「所得 ≒ 年収から100〜150万円ほど引いた額」のイメージで覚えると目安になります。
ところで、なぜ毎年少しずつ上がっているの?
特児や福祉手当は、年金と同じ「物価スライド」で改定されています。
物価が上がれば、ちょっとだけ手当も上がる仕組みです。
2026年度の改定率は、おおよそ+1.9〜2.9%でした。物価がもっと上がっているのに、それに追いついていないという指摘もあります。
「もう少しなんとかしてほしい」と感じる家庭も多いはず。私もそうです。
ここで一回、おさえておきたいこと
正直、月に1,000円とか1,500円とか、増額幅は小さいです。
でも私は、こう思うようにしています。
制度として「少しずつでも上がる仕組み」があるだけ、ありがたい。
完全に固定だったら、物価が上がる中で実質ずっと減っていることになります。
物価スライドで上がる仕組み自体は、私たちにとって大切な「最低限の防衛線」だと感じます。
そして、4月以降に振り込まれた手当が「ちゃんと増えた額になっているか」を確認しておくことも、私たちが制度をきちんと使う第一歩。
口座を見て、もし反映されていないようなら、お住まいの市区町村の障害福祉課(または児童福祉課)に確認してみてください。
まとめ
- 特別児童扶養手当 1級:58,450円(+1,650円)/2級:38,930円(+1,100円)
- 障害児福祉手当:16,560円(+460円)
- 自動改定なので、自分で手続きはいらない
- 振込口座を見て、4月以降の金額が増えているかチェック
- 所得制限のラインは2025年度と同じまま
少しでも家計に追い風があれば、と思いながら過ごしている家庭の方も多いはず。
このブログがその一助になればうれしいです。
本記事の制度・金額は2026年5月時点の情報をもとにしています。最新の正確な数字・お住まいの自治体での運用ルールは、市区町村の窓口でご確認ください。