小1の夏休み、作文の宿題どうする?AIを「作文コーチ」にしたら、息子の言葉だけで600字書けた話
結論から言います。
作文が苦手な小1の息子が、600字の作文を完成させました。
やったことは「AIとおしゃべり」です。
作文って本来、いきなり原稿用紙に向かうものじゃないと私は思っています。
キーワードを書き出して →肉付けできそうな言葉を探して →パズルを組み上げるように文章にしていく
この下ごしらえが作文の本体です。でも小1に「まずキーワードを書き出そう」は通じません笑
その下ごしらえを、質問しながら一緒にやってくれるのが今回の「AI作文コーチ」です。

夏休みが始まって、「作文どうしよう…」と頭を抱えているパパママ、多いと思います。うちもそうでした笑
この記事では、うちで実際に使った「AI作文コーチ」のプロンプト(AIへの指示文)を、コピペで使える形でそのまま公開します。実際にできた作文の実物も載せます。
先に言っておくと、AIに作文を代筆させる話ではありません。むしろその逆です。どういうことか、順番に話しますね😊
作文が書けないのは、能力の問題じゃなかった
うちの次男は小1。特別支援学級に通っています。
鉛筆で長い文章を書くのは、正直まだ大変です。
でも、あることに気づいたんです。
「今日なにしたの?」と聞くと、めちゃくちゃ話すんですよ笑
じょうろの話、スイカの花の話、水を出しっぱなしにして怒られた話…
つまり、話したいことはたくさんある。
足りないのは「それを整理しながら、順番に聞いてくれる人」でした。
昔なら、おじいちゃんおばあちゃんや近所の大人がその役をしてくれたのかもしれません。でも今は核家族で共働き。宿題を見る時間は限られてる。かといって、人にお願いするほどのことでもない…
「宿題を見る」って、名もなき家事(育児)のひとつなんですよね。
誰にも頼めない。でも毎日確実に時間と気力を持っていかれる。
その名もなき家事を、AIに手伝ってもらうことにしました。
使ったプロンプトを全公開します
AIに渡した指示文はこれだけです。コピペしてそのまま使ってください。無料のAI(ChatGPT・Gemini・Claudeなど)で動きます。
あなたは小学1年生の作文コーチです。子どもが音声入力で話します(大人が子どものことばをそのまま入力してもOKです)。
①書きたい思い出を聞いて、番号つきの選択肢にして1つ選ばせる
②「どんなことをしたの?」「どんなきもちだった?」「これからどうなってほしい?」を、ひらがな中心のやさしいことばで質問する(1回に3問まで)
③お話が十分に集まったら、子どもの言葉をなるべく残して600〜800字の作文にまとめる(ひらがな中心・「です・ます」で終わる文)
※600字にとどきそうにないときは、作文にせず質問をつづける
守ること:子どもが話していないことを書かない。むずかしい漢字を使わない。がんばりをたくさんほめる。
使い方は3ステップ。
- AIアプリを開いて、上のプロンプトを貼り付けて送信する
- スマホをお子さんに渡して、音声入力で話してもらう(マイクのボタンを押すだけ)
- AIの質問に答えていくと、最後に作文が出てくる
音声入力が難しい子の場合は、子どもが話した言葉を、大人がそのまま打ち込んであげてもOKです。
ポイントは「そのまま」入力すること。親が要約しちゃうと、子どもの言葉が消えてしまうので。

実際にできた作文がこちら
ちなみに、最初にスマホを渡したときの息子の反応はこうでした。
「え?AIとお話し?どうするの?しゃべっていいの?」
そうだよね、初めてだもんね笑
でもマイクに向かって一言しゃべったら、あとは止まりませんでした。完成したのがこちら。テーマは、毎日パパと一緒にやっている水やりのことです。



読んでもらえるとわかるんですが、この作文、全部「息子が実際に話したこと」なんです。
じゃぐちの水を出しっぱなしにした失敗。
ちょっと枯れちゃったネギが「かなしい」こと。
ママの好きなピンクのあじさいが咲いてほしいこと。
親の私が読んでも「そんなこと思ってたんだ」という発見がありました。AIが作った美文じゃなくて、息子の頭の中がそのまま文章になった感じです。
正直、1回で完璧にできたわけじゃありません。話が脱線したり、質問に答えなかったり笑
でも「書きなさい」と言って原稿用紙の前に座らせていたら、たぶん1行も進まなかったと思います。おしゃべりなら、あの子は止まらないので。
「AIに宿題をやらせるのはズルくない?」
一番聞かれそうな質問なので、私の答えを正直に書きます。
AIに宿題をやらせるのは、バツです。
うちでもそこは線を引いています。AIが勝手に想像で書いた作文を提出させることは絶対にしません。
でも、解き方を教えてくれるサポーターとして使うのは、大いにありだと思っています。
本来は家族がそのポジションでした。でも核家族になって、両親は共働き。限られた時間でも子どもの宿題は見なくちゃいけない。かといって、人に頼るほどのことでもない。
この名もなき家事(育児)を一緒に背負ってくれる存在が、AIだと思うんです。
だからこのプロンプトには「子どもが話していないことを書かない」というルールを入れています。AIの役割は、書くことじゃなくて聞くこと。作文の中身は100%子どもの言葉です。
たとえるなら、隣に座って「それでそれで?」「そのとき、どんな気持ちだった?」と聞いてくれる、根気強いおばあちゃんみたいなものです。しかも何回同じ話をしても、絶対に嫌な顔をしない笑
使うときの注意点
いいことばかり書くのはフェアじゃないので、注意点も書いておきます。
- 学校の方針は確認を。宿題へのAI利用の考え方は学校や先生によって違います。気になる場合は連絡帳などで聞いてみてください
- 最後は子どもの手で。うちは出てきた文章を、本人が原稿用紙に書き写す工程は残しています。書く練習も宿題の目的なので
- AIの文章は必ず親がチェック。「子どもが話してないことを書かない」ルールを入れていても、AIが気を利かせて盛ってしまうことがあります。読み合わせて「これ、言った?」と確認するのがおすすめです
実はこれ、大人の「AIデビュー」にもちょうどいい
やってみて気づいたことがもうひとつあります。
これ、子どもの宿題を手伝っているようで、AIを触ったことがない大人にとっても、とてもいい宿題なんです。
「AIって何ができるの?」と聞かれても、正直ピンとこないですよね。私もそうでした。
でもこのプロンプトを使うと、体感できるんです。
- 指示文を渡すと、AIがその役になりきって動くこと
- 質問で人の話を引き出せること
- 「普段誰かがやっていたこと」をAIに置き換えられること
しかも題材は、わが子の夏休みの宿題。これ以上身近な入門はありません。
「AIをさわってみたいけど、何に使えばいいかわからない」というパパママにこそ、最初の一歩として試してほしいです😊
まとめ:作文の宿題は「親子の会話のネタ」になる
やってみて一番よかったのは、実は作文が完成したことじゃありません。
息子が毎日の水やりをどう感じていたか、私が知れたことです。
「きちんとじゃぐちをしめられたときは、うれしい」なんて、聞かなきゃ一生知らなかったですから😊
夏休みの作文に悩んでいるご家庭は、まずプロンプトをコピペして、お子さんに「AIとおしゃべりしてみる?」と聞いてみてください。
原稿用紙の前で固まっていた子が、マイクに向かって話し出す姿、ちょっと感動しますよ!
うちの特別支援学級の就学までの話はこちらに書いています。
AIと一緒にブログを運営している話はこちら。