放課後デイの夏休み利用、日数と料金はどうなる?支給量の変更を申請した話
もうすぐ夏休みですね。
長男が放課後等デイサービスを使い始めて最初の夏、私はけっこう焦りました。
「夏休みって、放デイは朝から預かってくれるの?」 「今の日数で足りる?」 「日数が増えたら、料金は跳ね上がらない?」
学校がある時期の感覚のまま7月に入ってしまい、慌てて市役所と事業所に確認することになりました。今日は、そのとき分かったことを整理して書きます。初めての夏を迎えるご家庭の参考になれば嬉しいです。
夏休みに起きること:支給量が足りなくなる
受給者証には「支給量」という欄があります。1ヶ月に放デイを使える日数の上限で、「月10日」のように書かれています。
この支給量、多くの場合「学校がある月」を前提に決まっています。平日の放課後に週2〜3回、という使い方ですね。
ところが夏休みは事情が変わります。学校がない分、朝から夕方まで預かってもらいたい日が一気に増える。週2〜3回のつもりだった利用が「平日はできれば毎日」になると、月10日の支給量ではまったく足りません。
まずは受給者証を開いて、支給量の欄を確認してみてください。「あれ、足りないかも」と気づくのが第一歩です。
日数を増やしたいなら「支給量の変更申請」
支給量は、市区町村に申請すれば変更できる可能性があります。我が家が実際にやった流れはこうでした。
- 事業所の先生に「夏休みは日数を増やしたい」と相談
- 相談支援専門員さんに連絡して、利用計画の見直しをお願い
- 市の障害福祉の窓口で、支給量の変更を申請
- 審査を経て、新しい支給量が記載された受給者証が届く
うちの市の場合、窓口では「2〜3週間くらいみてください」と言われました。実際には3週間弱で新しい受給者証が届いています。
ここで大事なのがタイミングです。夏休みが始まってから動くと、審査待ちの間に7月が終わってしまいます。窓口の方いわく、6月後半から7月頭は同じ相談が集中するそうです。動くなら早いほど安心です。
もうひとつ正直に書いておくと、申請すれば必ず増えるわけではありません。「なぜ増やす必要があるのか」は聞かれますし、家庭の状況によって判断されます。我が家は共働きであることと、長期休みに生活リズムが崩れやすいことを伝えました。
料金の仕組み:日数が増えても「上限」で頭打ち
一番心配だった料金の話です。
放デイの利用料は原則1割負担ですが、世帯の所得に応じて1ヶ月の負担上限額が決まっています。
| 世帯の状況 | 負担上限月額 |
|---|---|
| 生活保護世帯・市町村民税非課税世帯 | 0円 |
| 市町村民税課税世帯(世帯年収おおむね890万円未満) | 4,600円 |
| 上記以上の世帯 | 37,200円 |
ポイントは、この上限が「月あたり」だということ。夏休みに利用日数が月10日から20日に増えても、支払いは上限額で頭打ちになります。日数が2倍になったから料金も2倍、とはならないんです。
ちなみに2024年の報酬改定で、放デイの報酬は支援時間の長さで区分される仕組みになりました。夏休みのような学校休業日は預かり時間が長くなるので、1回あたりの「単位数」は平日より大きくなりがちです。ただ、それは事業所と自治体の間の話。親の支払いはあくまで上限額まで、という構造は変わりません。
なお、うちの市には独自の助成があって、実質の負担はおやつ代くらいで済んでいます。この話は別の記事に詳しく書きました。お住まいの自治体に同じような助成があるか、確認してみる価値はあります。
ここで油断できないのが実費です。昼食代、おやつ代、外出イベントの参加費などは上限額の外側。夏休みはこの実費がじわじわ増えます。我が家も8月は、おやつ代と昼食代だけで数千円になりました。
夏休みならではの準備もある
日数と料金以外に、初めての夏で戸惑ったことを挙げておきます。
- お弁当:昼をまたぐので昼食が必要に。持参か、実費で提供か、事業所によって違います
- 送迎時間:学校お迎えではなく自宅送迎に変わり、時間帯も通常期と別のスケジュールに
- 持ち物:水筒、着替え、プール系の活動があればその準備も
うちの長男は、初日にお弁当を持たせ忘れかけました。事業所からの「夏休みのお知らせ」プリントは、隅々まで読んでおくのがおすすめです。
まとめ:夏休み前にやることは3つ
- 受給者証の支給量を確認する(今の日数で夏休みを乗り切れるか)
- 足りなければ、6月〜7月頭のうちに支給量の変更を相談する(審査に数週間かかる)
- 料金は負担上限で頭打ちと知っておく。ただし昼食・おやつなどの実費は別枠
夏休みの放デイは、子どもにとっては生活リズムの命綱で、親にとっては仕事を続けるための命綱でもあります。制度をうまく使って、親子ともに無理のない夏にしましょう。
本記事の制度・金額は2026年度時点の情報をもとにしています。支給量の決定や審査期間、独自助成の有無は自治体によって異なります。必ずお住まいの市区町村の窓口でご確認ください。
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