障害児2人・共働きフルタイムの「小1の壁」。次男は3施設併用になりました
「小1の壁」という言葉、聞いたことありますか?
子どもが小学校に上がると、保育園時代より預かりの時間が短くなって、共働き家庭が働き方の見直しを迫られる。あの壁です。
わが家には、この壁が2回来ました。
しかも2回目は、想像していたのと全然違う形で。
うちは長男が重度知的障害と自閉症で特別支援学校の小3、次男が発達がゆっくりで支援級の小1。夫婦は共働きのフルタイムです。
今日は、障害のある子の「小1の壁」がどんなものだったか、わが家がどう乗り越えたかを正直に書きます。
これから就学を控えているご家庭の、参考になれば嬉しいです。
壁の正体は「時間」と「親の調査力」
先に、壁の正体を整理しておきます。わが家の場合、大きく3つでした。
- 学校の下校時刻が、保育園のお迎えよりずっと早い
- 夏休みなどの長期休みは、そもそも学校がない
- その間の預け先を調べて、申し込むのは、全部親
保育園時代は「朝預けて、夕方迎えに行く」で完結していました。
小学校は違います。放課後の時間をどう埋めるか、長期休みをどう乗り切るか。選択肢を探すところから、親の仕事なんです。
障害のある子の場合、ここに「うちの子を受け入れてくれる施設なのか」という条件が加わります。
1回目の壁(長男)は、幸運が重なって越えられた
長男が小学校に上がるとき、正直、身構えていました。
でも結果から言うと、長男のときはスムーズでした。
小学校に上がったタイミングで、放課後等デイサービス(放デイ。障害のある子が放課後や休日に通える福祉サービスです)に入ったのですが、ここで幸運が重なります。
保育園で長男を見てくれていた保育士の先生が、転職して、その放デイにいたんです。
顔見知りの先生がいる。これは親にとっても、環境の変化が苦手な長男にとっても、ものすごく大きいことでした。
さらに施設側の配慮で、週5日利用できる体制を整えてもらえました。
特別支援学校に通っていることもあって、学校への送迎も施設がしてくれます。親がすることは、家で帰ってくるのを待つことだけ。
「小1の壁、意外といけるじゃん」
そう思っていました。今思えば、これは幸運が重なった特別なケースだったんです。
本番は2回目(次男)だった
状況が変わったのは、次男が小学校に上がってからです。
次男は発達に少し遅れがあるものの、特別支援学校に通うほどではありません。地域の小学校の支援級に通いつつ、様子を見る方向になりました。
ここで気づきました。
「特別支援学校ほどではない」子の放課後は、いちばん選択肢がややこしい。
学童でいけるのか。放デイのほうがいいのか。そもそも受け入れてもらえるのか。
わが家は、社会福祉協議会の相談員さんにいろいろと調整してもらいながら、預け先を探しました。
それでも、いろいろな条件が重なって、最終的にこうなりました。
放デイ2か所+学童1か所、合計3施設の併用です。
3施設併用のリアル
「3施設も使えるなら安心じゃん」と思うかもしれません。
実際は、こうです。
- 施設ごとに、送迎の有無が違う
- 施設ごとに、お迎えの時間が違う
- 長期休みになると、スケジュールがガラッと変わる
- そして予約は、3施設それぞれに申し込む
長男と比べると、違いは一目瞭然です。
| 長男 | 次男 | |
|---|---|---|
| 施設数 | 1施設 | 3施設(放デイ2+学童1) |
| 通い方 | 週5日、同じ施設 | 施設ごとに週2日ずつ |
| 学校からの送迎 | 施設がしてくれる | 施設によって違う |
| 毎月の申込 | 1施設分 | 3施設それぞれ |
長男の1施設と合わせると、わが家は毎月4施設分の予約とスケジュールを管理していることになります。
「今日は次男どこの日だっけ?」 「お迎え何時だっけ?」 「夏休みの申込、もう出したっけ?」
カレンダーとにらめっこの日々です。正直、けっこう煩雑です笑
でも、この形にしたから、次男は放課後の居場所を確保できて、私たち夫婦は仕事を続けられています。
追い打ち:妻の時短勤務が終わった
実はもうひとつ、壁がありました。
次男が小学校に上がったタイミングで、妻の時短勤務が終わったんです。
つまり、夫婦そろってフルタイム。
朝の時間と夕方の時間の余裕が、同時になくなりました。毎日ふたりともバタバタです。
わが家がなんとか回っているのは、この2つのおかげです。
- 私がシフト制の仕事なので、朝に余裕がある日は私が送迎する(基本は妻が朝の送迎をしてくれています)
- 長期休みは、妻の両親が送迎に協力してくれている
正直に書きますが、夫婦ふたりだけの力では回っていません。使える手を全部使って、ようやく成立しています。
わが家の結論:乗り越え方は4つ
同じ壁がこれから来るご家庭に向けて、わが家の経験からお伝えできることを4つにまとめます。
1. 早めに相談窓口へ行く
施設探しを、親だけで抱えないこと。わが家は社会福祉協議会の相談員さんに間に入ってもらって、本当に助かりました。地域によって窓口は違いますが、就学相談の時期に「放課後どうするか」もセットで相談を始めるのがおすすめです。
2. 「1施設で全部」の前提を捨てる
週5日を1つの施設でカバーできるのは、長男のときのような幸運なケースです。最初から併用前提で探すと、選択肢の見え方が変わります。
3. スケジュール管理の仕組みを先に作る
施設が増えるほど、予約・送迎・お迎え時刻の管理が複雑になります。夫婦で共有できるカレンダーに、施設ごとの予定を全部入れる。アナログでもデジタルでも、どっちかの頭の中にしかない状態を作らないことが大事です。
4. 頼れる手は、全部頼る
祖父母、施設の送迎、職場の勤務形態。「自分たちだけで頑張る」を早めに手放したほうが、結果的に長く続きます。
おわりに
「小1の壁」は、障害のある子の家庭には、少し違う形でやってきます。
選択肢を調べるのも、申し込むのも、組み合わせるのも親。正直、大変です。
でも、先に知っていれば、準備できることもたくさんあります。
秋は就学相談のシーズンです。来年の春に小学生になるお子さんがいるご家庭は、「入学後の放課後」も今のうちからぜひセットで考えてみてください。
この記事が、同じ壁の前に立っている誰かの参考になれば嬉しいです。
読んでいただき、ありがとうございました。
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